元々筆者はゲーム実況の動画編集を主としてマイクを使用していましたが、USBタイプでPCに直接差し込むタイプで、音量調整をPCの方で行ってきましたが、どう調整しても上手くいかず(声が小さい、ノイズが入る、音を上げすぎるとハウリングする)等で困っていて、思い切ってオーディオインターフェースの購入とマイクの買い換えを決意しました。
結論、購入したマイクは、オーディオテクニカのコンデンサーマイク、AT2035です。
オススメポイント
- 専用ショックマウント付き(別で購入すると約4,000円)
- ローカットスイッチ/パッドスイッチ搭載
コンデンサーマイクorダイナミックマイク
まず、コンデンサーマイクにするか、ダイナミックマイクにするか迷いました。
- コンデンサーマイク(ダイアフラムに貯めてある電気の動きで信号を出力)
- ファンタム電源が必要(オーディオインターフェース等)
- 微細な音もしっかり集音
- 感度が高い
- 振動や湿気に特に弱い
- 比較的高価
- レコーディング向け
- ダイナミックマイク(コイルと磁石の動きで生じた電気信号を出力)
- 電源不必要
- それなりにマイクに近づいて使う必要がある
- 感度が低い(周囲が騒がしくてもマイクの近くの音以外は拾わない)
- 丈夫で比較的湿度に強い
- 比較的安価
- ライブ向け
上記を踏まえて、声(音)をしっかり拾ってくれるコンデンサーマイクに決めました。
次にコンデンサーマイクを色々と探して2つに絞りました。
AT2020とAT2035
どちらもオーディオテクニカのコンデンサーマイクでAT20シリーズですが、私が注目した所をピックアップしてみたいと思います。
AT2020 | AT2035 | |
ダイアフラム | 専用設計ダイアフラム | ダブルウェーブダイアフラム(PAT.) |
S/N | 71㏈ | 82㏈ |
感度 | -37㏈ | -33㏈ |
ローカットスイッチ/ -10dBパッドスイッチ | 無し | 有り |
ショックマウント付き | 無し | 有り |
- ダブルウェーブダイアフラム(PAT.)
- 振動板(ダイアフラム)の表面にハニカム形状の凹凸を付けることで高感度、高S/Nを実現している。高S/Nになることで変換効率が上がり、集音性能が高くなっている。
- S/N比
- 音楽を再生した場合に必要な音楽信号(Signal)と不要な雑音(Noise)とのレベルの比を示す値で、単位はデシベル(㏈)で表します。この値が大きい程、Noiseの影響を受けにくい優れた性能と言えます。
- 感度
- 入力感度はその数値が0に近いほど感度が良いです。例)-54㏈と-60㏈で入力感度が良く大きい音声が出力されるのは-54㏈です。
- ショックマウント
- マイクに入り込むノイズの低減。床や机などの振動から発生するノイズに対応するのが特徴です。
- ローカットスイッチ
- オンにすると、普段あまり使われていない低音(80Hz以下)を緩やかにカットすることができます。エアコンの音など。※雑音だけでなく全ての低音をカットするので注意!
- -10㏈パッドスイッチ
- 音割れ防止。入力レベルをマイクで調整できる(10㏈下げることができる)。よほど大きな音が出ない時以外は使用しない。
総評
AT2020より、AT2035の方が、感度が高く音声が拾いやすいし、ノイズものりにくいのでAT2035に決めました。
実際使った感じも、声(音)の大きさも良く、ハウリングやノイズも入ってなく動画編集を行うこともできました。
欠点としましては、
- ファンタム電源が必要(オーディオインターフェース等)
- ミュート機能なし
- 単一指向性のみ
- AT2020より、値段が高い(6,000円くらい)
以上をもっても、音にこだわりたかったのでオーディオインターフェースは買う予定でしたし、オーディオインターフェースにミュート機能はついているし、単一指向性で用途に問題ないし、AT2020にショックマウントをつけると、差額が2,000円くらいだったので機能も考えたらAT2035でした。
しかし、購入する人によっては、ダイナミックマイクを使ったり、USB直接指して使ったりと、様々なな考え方があるので、その中の1つの参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝します。
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